将来なりたい職業の決め方

2021 6/08
将来なりたい職業の決め方

こんにちは!
現役進学予備校ドリーム・チームの鈴木です。

寒かったり、暑かったりと、季節の変わり目という気候になってきました。
体調を崩しやすい季節ですので、ご自愛下さい。
かくいう私は、接触冷感のシーツや毛布に変えて、寝苦しい夜と戦っています^^;
体調を崩さないようにがんばります!

それでは、本日の話を始めて行きます。
本日は「将来なりたい職業の決め方」について話をしていきます。

目次

そもそもなりたい職業って決めなきゃダメ?

そもそもこの手の話をすると、

「将来のことなんて決められないよ-ーーーー」

という意見が圧倒的な多さで噴出してきます。

そりゃそうですよね。経験がまだまだ少ない高校生にとって、将来のことを決めるのは非常にハードルの高い話。
高校生の多くの方々の心の中は、

「失敗したらどうしよう・・・」

という気持ちでいっぱいでしょうから、決めることが困難だと思います。

あ、最初に言っておきますが、これって正常なことです。
普通です。
全く問題ありません。

そんな状況で決めていくわけですから、大きな前提をお伝えしておきます。
それは、、、

目標は変更してしまって構わない。ついでにいえば、将来失敗しても構わない。

ということです。
失敗しても良いなんて、将来不幸になったらどうするんだ?! といったお叱りを受けそうですが、これからの社会ではこのことがむしろ普通になっていくと思います。

失敗するくらいなら、決定はもっと後でも良いんじゃないの?という意見もありますが、目標は早めに設定した方がやる気に繋がるというのもありますし、文理選択のところでも話したように、職業によっては文理選択がその仕事に就けるかどうかに繋がる場合もあります。

以上のことから、やはり将来なりたい職業は、高校生のうちに仮決めでも良いので、決定した方が良いと思います。

なぜ将来失敗しても良いのか?

職業選びで将来失敗しても良いって?! どういうことだろう・・・

そんな意見が出てきそうなので、説明していきます。

まず、将来の職業選びが重要だった時代は、日本の働き方というのは「終身雇用」が当たり前だったんです。終身雇用制のポイントは、次のようなものです。

●一つの会社で最後まで勤めることが基本。
●若手の頃は給与は少ない。がんばったとしても給与の上昇幅は少ない。
●年齢を重ねると、中間管理職(係長・課長・部長など)になっていく。そうすると給与が増えていく。
●最終的にはある程度の退職金をもらって、めでたしめでたし^^
●だから、給与が増え出す前に会社を辞めてしまうと、旨味を味わうことなく終わってしまう。

このようなものが終身雇用制の流れでした。この頃の退職金があれば、今叫ばれている「老後2000万円問題」などは、特に問題なく解決できるものでした。

しかし、こんな時代は終わりを迎えました。こちらの記事にあるように、あのトヨタですら終身雇用は厳しいと言い出しているのです。

これまでなら企業の中で達人になっていけば良かったのです。それが、今後は「仕事の達人」になっていく必要が出てきているのです。仕事の達人ならば、会社が変わったとしても、次の会社で求められる能力を提供することが出来るため、次の会社で活躍することが可能です。しかし、企業の達人では、その企業内でしか役に立たない知識しか持ち合わせていないので、会社が変わった途端に全く使えない人材へと成り下がってしまいます。

要するに、一つの会社で勤め上げる必要が無くなってきたということです。逆に一つの会社に勤め上げても、給与は増えない時代になってきているのです。

上記のように、平均給与は増えるどころか減少しているのです。また、給与査定も実績重視となってきており、年功序列は崩壊に向かっています。

仕事で結果が残せれば、大きな給与を手に入れられますが、ただ単に会社にぶら下がっているような働き方をしていると、大きな給与は得られなくなってきています。

そうなると「仕事の達人」となれるかどうかが、最適な職業に就けているかどうかのポイントになるわけですが、人には得手不得手、向き不向きがあるため、最初に選んだ仕事がベストかどうかは分かりません。実際に最初の職業選択を間違いと感じて、職業を変えていく人が、世間にはたくさん居るのです。

寧ろ一発で自分の天職を引き当てられた人は、本当にラッキーですね^^

このような現実がありますので、職業選択で将来失敗することは特に大きな問題ではありません。
これからの時代は、問題なく後から挽回できます!

将来なりたい職業の決め方について

職業選びは、失敗してしまっても大丈夫ということが分かった上で、
職業を本格的に決めていきましょう。

自分の興味がある職業はあるか?

身近な人が行っている職業は興味を持ちやすいものです。

例えば、

お母さんが看護師をやっている。
お姉ちゃんが幼稚園の先生をやっている。
お父さんが学校の先生をやっている。
従姉妹のお姉ちゃんが警察官をやっている。
etc….

このようなケースが身近にあると、将来の職業選択に大きな影響を与えることが多いです。興味があることに対して挑戦してみることは、良い選択ですので、前向きに検討してみて下さい。

ちなみにこのタイプの職業は、資格が必要な場合が多いです。資格を取得するためには、特定の学部学科に進学する必要がある場合があるため、慎重に選ばなければなりません。

これから世間でニーズの高い分野は何?

職業って時代の流れによって、新しく出来たり、ほとんど無くなってしまったりします。
例えば、

≪ほとんど無くなってしまった職業≫
紙芝居屋、金魚売、電話交換手、氷売り、提灯屋、三助、エレベーターガール、バキュームカー乗り、etc.

≪新たに出来た職業≫
ユーチューバー、Webデザイナー、ドローン操縦士、ネイリスト、ケアマネージャー、プロゲーマー、etc….

このように世の中で求められる職業は、時代と共に変化するのが常です。そんな中で、今後も確実に残っていくだろうといわれている職業分野があります。それは、

ハイテク分野とヘルスケア分野

です。ハイテク分野とはIT分野を代表とする分野で、他にはドローン操縦士やVRクリエイターなどがこちらの分野に該当します。ヘルスケア分野とは、医療分野や製薬分野などです。

ちなみに特定分野をオススメしているわけではありませんのであしからず。
分野別の年収については、次のようになっています。(一部のみを抜粋しています)

ホテル業界328万
金融業界620万
ゲーム業界475万
IT業界680万
製薬会社1055万
保育士340万
製造業374万
商社1364万
建築業820万
メーカー465万
出展:https://www.manpowergroup.jp/column/career/index.html

職業によって、平均年収は全く変わってきます。このことも、職業選びにおいてはとても大切なことです。
とはいえ、金銭面よりもやり甲斐を求める事は決して悪いことではありません。これから長い期間行っていくのが仕事ですから、いくら金銭面が良くても、精神的にストレスが高ければ、継続することは困難です。無理をして仕事を続けてしまったために、体を壊してしまったというようなことは後を絶ちません。何事もバランスが大切ですね^^

実際にその職業を行っている人に質問してみる

職業に興味を持ったら、その職業を実際に行っている人に質問をしてみると良いです。知り合いに居ればそれに越したことはありませんが、居なかった場合は、直接尋ねていくと良いと思います。高校生に質問に来られた方は、嬉しくて絶対に色々教えてくれると思います。緊張するかもしれませんが、是非挑戦してみて下さい!

また、尋ねていくのも困難な場合があると思いますが、その場合は、Yahoo知恵袋のようなサイトを利用するのも1つだと思います。是非試してみて下さい^^

将来の職業選択は、本当に難しいものだと思います。
でも、高校生にとって間違いなく大切なものです。
絶対に後悔の無いように自分自身と向き合ってみて下さい。
保護者の方々は、是非お子様へアドバイスをしてあげて下さい。
最も身近な社会人は、間違いなく保護者の皆様です。

それではまたっ!


現役進学予備校ドリーム・チーム 吹田本部校
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