こんにちは!
現役進学予備校ドリーム・チームの鈴木です。
本日は記憶に残っている生徒たちシリーズのPart2 K君の話をします。この生徒は本当に長い付き合いで、まだ連絡を取っている生徒のひとりです。最近結婚したらしい😊
長いことこの仕事をしているので、いろんな生徒が居たのは間違いないのですが、特に印象が強い生徒でした。
いつもの解説ペースとは少し違うテンションで行きます。世の中にはこんな人も居るんだなぁと思って頂ければ幸いです。
それでは始めますっ!
K君との最初の出会い
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K君とは、K君が小5のときに入塾してきて出会いました。最初のイメージはサッカー少年。それしかありませんでした。しょっちゅうサッカーボールを蹴りながら塾へ来る。そんな感じの子でした。
当時から印象的なのは「なんでそうなるん?」という質問の多さ。好奇心がもの凄いんですよね。
算数をやらせても普通にスラスラ解いてしまいます。わからない問題が出てきてからが本領発揮です。
「なんでこうなるん??」
「あっ、そういうことかー!」
「これってどうやるん??」
「あっ、そういうことか~」
ひたすらこれの繰り返しです。ただ、ちょっと考えたらわかりそうな問題でも質問してくる癖が付いていたので、それを無くしたくて質問してきても、しばらく自分で考えさせるようにしていました。
そしたら
「先生、すぐにほっとくやん~~教えてやぁ~~~」
と言ってくる始末😓 うーむ、、、思いはなかなか通じませんな😅
そんなこんなで中学生へと進んでいきます。
衝撃的展開その1
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そうしてK君は中学一年生へ。小6の後半くらいから本人の様子が少しおかしいんですよね。基本的にかなりの確率で塾へ来るようになりました。自習をしに来ることもあるけど、「ヒマだったから来た」という時もあったり。
なーんか変だなぁ~と思っていましたが、その理由がすぐにわかります。
中学1年生の確か3学期だったと思うんですけど、K君のお母さんと保護者懇談を行った際に、びっくりする話を2つ同時に聞くことになります。それは、、、
というもの😅
いや、ちょっと待てよ。。。なんじゃそら~~ってなりました。 まだ当時の私は若かった。この衝撃を受け止めるには未熟だったと思います。
とはいえ、そんなことを言えるはずもなく、、、👼 なるべく動揺を隠すように懇談をしたことを覚えています。
ちなみに、K君の母より「このことは本人には黙っておいてほしい」と言われます。しょうが無いか。。。ということで終了。。。
K君の将来が本気で心配になりました。ただ、同時に「先生のことをとても信頼しているので、よろしくお願いします」と言われたのです。嬉しかったですし、しっかり見届けてやろう!!と思いました。
衝撃的展開その2
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さぁ、そこからK君がどうなったのかというと、、、予想通りの展開です笑
まず、サッカー部でしたが、サクッと退部しちゃいます。基本的にルールに縛られることが可能なタイプではないので、それは予想通りでした。
続いて普通にグレました笑 酒飲んだり、タバコ吸ったり、まぁヤンチャですね。やっぱり環境で子どもの性格は決まっていくんだなぁとつくづく思いました。こんな感じ、全く無かったんですよ。
しかし、そんな中でも普通に勉強だけはやってくれました。ダメなことをたくさんやっていたのは間違いなくそうだったんですが、その理由もわかっているので強くは言いませんでした。ただ、自分の人生だけは大切にして欲しかったし、勉強をする才能は絶対にある子だったので、
勉強だけは続けなさい!
ただこれだけを伝え続けました。昔から細かいことを言わないかわりに、守って欲しいことだけは絶対に守るように伝えていたこともあり、この約束は守ってくれました。本当に良かったです。
その結果、成績はとても良いものでした。学校の評価も決して低くはありません。(とはいえ、やっぱり内申点が少し足りなかったのも事実かな。。。)
最終的に茨木高校を受験することになります。当時は9学区制で、受けられる高校にかなり制限がある中でしたので、事実上のトップ高です。ここまで来ちゃったかぁ。。。衝撃です。
正直私の中の価値観が本当に変わることになりました。行為を見ることの大切さ、ここで学んだと思います。
だが、、、茨木高校は不合格、、、_| ̄|○ 内申点をひっくり返すには厳しい年でした。
そうして私立へ進学することに。。。
衝撃的展開その3
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高校生になってもK君は通塾を続けてくれていました。結果から言えば、私立に進学して良かった思います。
私立は宿題などの勉強面の課題がもの凄かったこともあり、K君はいつも「こんなん無理やって~~」と言いながら、課題はしっかりと取り組んでいました。
基本的に根は超絶真面目なんです。本当にピュア。
そして一番印象に残っている出来事があります。このK君は中学時代、英語はそんなに得意じゃ無かったんです。
しかし、高校でもの凄い量の英語をやらされていました。高2の後半は、週に2つは難関大学の入試問題から出題される長文問題を解いていました。
実物を見せてもらいましたが、そりゃあエグいエグい。。。よくぞまぁやり抜いたと思いました。
しかし、この成果が高2の最後の模試で発揮されます。マーク模試でいきなり180点/200点を取ってきました。正直びっくりです。
K君は理系でしたが、文系の生徒も併せて軽く1位。マジですごいな。。。と思いました。
やっぱり英語って才能ちゃうな~やってきた量だなぁと感じた瞬間です。本当に衝撃的な事実でした。
同じように高校に入って英語を鍛えられたために、元々英語嫌いだったはずの生徒で変わったなぁと感じた生徒は他にも居ましたので、私の考え方はここで確定しました。
ちなみにK君は阪大を受けましたが、×で立命館大学へ進学することになります。
その後
その後もしょっちゅう連絡を取り合っています。
私、実はマージャンが結構好きなんですけど、K君とは長期休暇の度にマージャンを打つ仲間になっています😆
そんなK君、最近独立して自営業の道に入ったそうです。是非成功して欲しい😊
結婚もして、順調に人生を歩んでいっている。本当に良かったなぁとシミジミ思います。遊びに来て~~って言われるんですけど、なかなか時間が合わず。。。😓
ちなみに癌を宣告されたお父さん、その後すぐに容態が変わることはなく、普通に暮らされていました。
(何回か直接お会いしたこともあります)
自分にとって常識を良い意味でたくさん壊してくれた生徒です。本当に感謝している生徒のひとりですね😄 今は入院しているとか言っていたので、退院したらまたご飯でも行きましょう(^^)
それではまたっ!
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